1a4483531de7066dab1d88b4b9abe23f



大正期に建造され、終戦後、北九州市若松区の洞海湾に防波堤として沈められた
旧日本海軍の駆逐艦「柳」の設計図が見つかった。
 市民団体「軍艦防波堤連絡会」代表、松尾敏史さん(53)(北九州市小倉南区)が知人から譲り受けた。
柳は現在、船体の一部がコンクリートから突き出た状態で戦争遺跡として現地に
保存されており、松尾さんは「防波堤の存在を広く知ってもらうきっかけになれば」と話している。
柳は1917年(大正6年)、佐世保海軍工廠(こうしょう)で建造され、全長約88メートル。
第1次世界大戦では地中海に遠征。48年、戦艦「大和」を護衛した駆逐艦「冬月」「涼月」
とともに、響灘の荒波から守る防波堤として洞海湾に沈められた。冬月と涼月はコンクリートで
完全に埋められている。


駆逐艦「柳」とは?
第一五(第二四)駆逐隊所属(佐世保鎮守府籍の桃・樫・檜・柳で編成された駆逐隊)の二等駆逐艦である

排水量  基準:755トン
全長  88.4m
全幅  7.7m
機関  蒸気タービン2軸推進、16,700shp
最大速力  31.5ノット

兵装
12cm単装砲3基
6.5mm単装機銃2基
45cm3連装発射管2基6門


その活動
    大正6年4月1日 竣工済みの桃と合わせ、樫・檜竣工の翌日に編成。
    大正6年5月5日 柳竣工により編成完結。
    大正6年12月12日 地中海で船団護衛中の第二特務艦隊へ編入。
    大正7年4月1日 駆逐隊・潜水隊の番号改称により第二四駆逐隊に改称。
    大正8年8月9日 第二特務艦隊解散、佐世保鎮守府予備艦。
    大正8年12月1日 第一艦隊第一水雷戦隊。
    大正9年12月1日 佐世保鎮守府予備艦。
    大正14年12月1日 鎮海要港部に派遣。
    大正15年12月1日 佐世保鎮守府予備艦。
    昭和2年12月1日 第一遣外艦隊に編入。
    昭和4年11月30日 佐世保鎮守府予備艦。
    昭和6年12月1日 第一遣外艦隊。
    昭和8年11月15日 佐世保鎮守府予備艦。
    昭和12年5月1日 樫除籍。満州国海辺警備艦「海威」となる。
    昭和12年5月31日 白露型駆逐艦海風が竣工し駆逐隊を継承、桃型は全艦離脱。


引用元:桃型駆逐艦


現在の柳
fdf99c284e28013688443a76b4e0ce63
艦船に重りを付けられ海上に固定され、防波堤の代わりに「軍艦防波堤」となっている
防波堤としては軍事資源の平和利用という点で非常に希有な事例であるそう
なお現在は立ち入り禁止の模様。
現在はアポ無しで自由に見学可能となったようです

引用元:http://www.kigs.jp/db/route.php?kno=35


軍事資源の平和利用になってくれたことはとても素晴らしいことだと思います

~追記
コメントでの情報提供ありがとうございます、修正いたしました